月刊教報 みのぶ誌 2024年4月号

 こちらでは「みのぶ誌」掲載記事の一部をご覧いただけます。

祖山時報

「身延山と神々」 2024年2月9日
 本堂地階宝物館に於いて、令和6年2月9日より9月10日まで、身延山大学附属図書館・身延山宝物館合同企画展「身延山と神々」が開催されている。

釈尊涅槃会 2024年2月15日
 午後1時より本堂に於いて、浜島副総務導師のもと、青山法務部長、山本輪番事務長・法務部次長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、釈尊涅槃会が執り行われた。
 釈尊涅槃会は、釈尊の亡くなられた日に行われる法会である。釈尊は80歳の2月15日に、クシナガラの沙羅双樹の下で、頭を北に向けて横たわられ、最後の教えを説いて、その夜に入滅されたと伝わる。降誕会・成道会と合わせて三仏会と呼ばれ、毎年法会が執り行われている。
 本堂の御宝前脇には釈尊涅槃図が奉安され、寿量品三巻、祖訓「祈祷抄」を拝読し、唱題後の導師回向では、釈尊へ報恩の誠が捧げられた。
 法要後には、身延山布教師大坪宣覚師による法話が行われた。

宗祖御降誕会 2024年2月16日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、豊田布教部長導師のもと、青山法務部長、小澤庶務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、宗祖御降誕会が執り行われた。
 宗祖御降誕会は、日蓮聖人の誕生を祝う法会である。日蓮聖人は貞応元年(1222)2月16日、安房国片海小湊(現在の千葉県鴨川市)にお生まれになられたが、その時、庭先から泉が涌き出し、海辺には蓮の華が咲き、海では鯛の群れが飛び跳ねたという3つの不思議が起こったと伝えられている。
 宗祖803回目の御降誕の吉日を祝い、参拝者とともに報恩感謝を捧げる御題目が唱えられた。
 法要後には、身延山布教師木下性俊師による法話が行われた。
 また、法要に先立ち、身延山合唱団による、日蓮宗宗歌「立ち渡る」「宗祖降誕会の歌」「ささぐみあかし」の奉唱が行われた。

身延山聖園合同法要 2024年2月23日
 午後1時より仏殿納牌堂に於いて、小澤庶務部長導師のもと、在院生、僧道実修生が出仕して、身延山聖園合同法要が執り行われた。
 小澤部長は「身延山聖園を色々なニーズに応えられる供養施設として参りたい」と挨拶された。

新法主請待式 2024年2月27日
 午後3時より千葉県茂原・藻原寺大堂に於いて、身延山久遠寺第93世持田日勇法主猊下請待式が執り行われた。

日蓮宗大荒行堂成満報恩水行読誦会 2024年2月29日
 令和5年度の日蓮宗大荒行堂を成満した加行僧の有志12名が荒行成満奉告のために来山した。
 加行僧は午前9時より、身延山の行脚隊に先導され門前町を行列して、祖廟へと向かった。祖廟拝殿に於いて、法味を言上した後、成満を奉告した。
 その後、信行道場奥の旧荒行堂に於いて、報恩水行読誦会が執り行われた。
 読誦会終了後には、信行道場講堂に於いて、参集した信徒らに対し、大衆法楽加持が修された。

奥之院思親閣納経式 2024年2月29日
 午前11時より奥之院思親閣祖師堂に於いて、佐藤順行別当導師のもと、思親閣山務員が出仕して、奥之院思親閣納経式が執り行われた。
 書写された御題目を御宝前に奉安し、法味を言上した。これは、静岡県の木村利江さん他有志で書写した御題目で、およそ19万枚を数える。式終了後、思親閣境内の知恩報恩塔に納経した。

在院生報恩法要 2024年3月1日
 午後3時より棲神閣祖師堂に於いて、前総寮長の宇田尚史君導師のもと、在院生全員が出仕して、在院生報恩法要が執り行われた。
 この法要は、この春に卒業を迎える在院生とそれを見送る後輩たちが、お互いの心を一つに合わせて、日蓮聖人、歴代の先師先哲、在院生活を支えて下さった方々に報恩の誠を捧げるものである。
 在院生一同は、見事に法要を執り行い、更なる精進を誓った。
 法要に参列された浜島副総務は、卒業を迎える在院生に「布教の第一線に立って、御題目の広宣流布に努めて頂きたい」とエールを送った。

身延山高等学校卒業式 2024年3月2日
 午前10時より身延山学園5階講堂に於いて、学園専務理事浜島副総務、身延山各執事、学園関係者が臨席して、第76回身延山高等学校卒業式が執り行われた。
 まず、浜島副総務導師のもと、法味を言上した後、仏前奉告を行った。
 続いて、小林校長より卒業生一人一人に卒業証書が手渡され、法主賞など各賞が授与された。そして、小林校長より式辞が述べられ「この世に命を授かったからには、困難にめげず、自分自身の人生の意味、使命を見つけてほしい」との言葉が贈られた。
 その後、浜島副総務が祝辞を述べ、式終了後には、記念撮影が行われた。

身延山在院生退院式 2024年3月2日
 午後1時より大客殿に於いて、持田総務、身延山各執事、寮監、副寮監、身延山学園関係者、師僧、保護者らが臨席して、本院寮を退院する在院生の退院式が執り行われた。
 まず、退院生の点呼が行われた後、持田総務より辞令の伝達と「祖山伝燈師」の階章が退院生を代表して、松尾英留君に授与された。
 また、持田総務より「皆さんは身延山を巣立ち、檀信徒を導く立場になり、衆生救済に尽くすのが使命となる」との訓辞を賜った。
 続いて、持田総務より退院生への記念品が贈呈され、太田英辰君が代表して受け取った。
 総寮長の藤森孝正君による送辞の後、退院生を代表して、宇田尚史君が謝辞を述べた。
 式終了後、持田総務を囲んで記念撮影が行われた。

山梨県第一部管内先師報恩法要 2024年3月6日
 午前10時より仏殿納牌堂に於いて、内藤英覚山梨県第一部声明師会会長導師のもと、10名の当会会員・準会員が式衆として出仕して、山梨県第一部管内報恩法要が執り行われた。

北畠聖龍展「祈りの世界」 2024年3月9日
 本堂地階宝物館ロビーに於いて、令和6年2月9日より4月14日まで、「祈りの世界」と題して北畠聖龍展が開催されている。

宿坊料理に舌鼓

お膝元を歩く

教箋

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