月刊教報 みのぶ誌 2023年12月号

祖山時報

御会式 2023年10月11日~13日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、身延山執事、並びに支院各聖、在院生、僧道実修生が出仕して、第742回の御会式大法要が執り行われた。
 大法要に先立ち、午前10時より棲神閣祖師堂に於いて、11日豊田布教部長、12日浜島副総務、13日持田総務導師のもと、身延山執事、支院各聖が副導師として列座し、支院各聖、在院生、僧道実修生が出仕して、御会式報恩読誦会が執り行われた。
 大法要終了後には、11日池上要靖身延山布教師、12日奥野本洋身延山布教師、13日豊田布教部長が祖師堂高座にのぼり、内野日総法主猊下の御代講を行い、多くの参拝者が連日の法話を聴聞された。
 また、13日午前10時より、山本輪番事務長・法務部次長導師のもと、在院生が出仕して、五重塔の特別開扉式が執り行われた。

万灯行列・万灯奉納式 2023年10月12日
 午後4時半より、身延山総門から全国の万灯講中による練り供養が行われ、夜の門前町を賑わした。
 本年は、24講中、約600名の参加があった。各万灯講中は、久遠寺本堂前に参集して、2回に分けての万灯奉納式を行った。

御逮夜法要・通夜説教 2023年10月12日
 午後6時より棲神閣祖師堂に於いて、浜島副総務導師のもと、豊田布教部長、青山法務部長、長谷川財務部長、松本共栄部次長、山本輪番事務長・法務部次長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、御逮夜法要が執り行われた。
 法要後には、午後7時より祖師堂高座に於いて、身延山布教師、布教部員、僧道実修生による通夜説教が行われた。
 これは、日蓮聖人の御誕生から御入滅までの御一代記を語り継いでいくもので、翌朝の3時過ぎまでかけて行われた。

住職担任認証式 2023年10月20日
 朝勤後、棲神閣祖師堂に於いて、日蓮宗管長大本山池上本門寺菅野日彰貫首大導師のもと、豊田布教部長、青山法務部長、長谷川財務部長、宗務院より畑総務部長が列座して、住職担任認証式が執り行われた。
 法味を言上した後、菅野管長より新住職担任ひとりひとりに認証書が親授された。
 その後、新住職担任の代表者より、署名簿の奉奠と宣誓が述べられ、行学二道の精神で、信徒の教化育成に努力することを誓った。

身延山霊宝展 2023年10月20日
 本堂地階宝物館に於いて、令和5年10月20日より令和6年2月6日まで、身延山霊宝展が開催されている。
 この展示では身延文庫に収蔵される身延山を描いた絵図を中心に霊宝を紹介している。

円師会 2023年10月25日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、青山法務部長、山本輪番事務長・法務部次長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、身延山開基檀越法寂院日円上人(波木井南部実長公)の報恩法要が執り行われた。また、法要に先立ち、多摩青桐法華和讃会の皆さまによる和讃の奉詠が行われた。
 法要後、開基堂に移り、青山法務部長導師のもと、再び法寂院日円上人への御回向がなされた。
 波木井公は永仁5年(1297)9月25日を命日とするが、身延山では1か月後の10月25日に御遺徳を偲ぶ円師会が行われている。
 法要後には、川名義博身延山布教師による法話が行われた。

日蓮宗山梨県第一部法式声明研修会 2023年10月26日
 午後1時より西谷にある身延山信徒研修道場に於いて、日蓮宗山梨県第一部声明師会主催の研修会が行われた。
 講師に石川県本延寺住職河﨑俊宏師をお招きして、法式声明、座作進退の講義が行われた。山梨県第一部宗務所管内各聖の他、身延山からは在院生、僧道実修生が参加して研鑽を積んだ。
 内藤英覚山梨県第一部声明師会会長は「近年、声明の唱え方、所作も変わってきている。河﨑上人にご教授頂き、これからの法務に精励して頂きたい」と挨拶された。

外国語信行道場修了・教師認証式 2023年10月30日
 朝勤後、棲神閣祖師堂に於いて、外国語信行道場修了式と教師認証式が執り行われた。尚、修了式と教師認証式で導師が入れ替わる変則的な式となった。
 信行道場化主の内野日総法主猊下大導師のもと、浜島副総務、青山法務部長、小澤庶務部長、宗務院より川久保教務部長が列座して、外国語信行道場修了式が執り行われた。
 法味を言上した後、化主猊下から修了証が授与され、道場生代表が謝辞を述べた。その後、化主猊下より訓諭を賜った。
 化主猊下退堂後、日蓮宗管長の大本山池上本門寺菅野日彰貫首が入堂し、教師認証式が開式となった。道場生代表による宣誓が行われ、菅野管長より新たに教師となった道場生に認証書や記念品が授与された。その後、菅野管長より訓諭を賜り、閉式となった。

宗祖冬御法衣献納式 2023年10月31日
 午後4時より旧書院に於いて、浜島副総務式長のもと、小澤庶務部長、長谷川財務部長が列座して、宗祖冬御法衣献納式が執り行われた。
 この度の献納主は、岩手県の多田文子様、大阪府の木下久子様、大分県の瀬口賢一様、東京都の磯部昌子様、岩手県の平野壽彦様、長野県の中島弘貴様、大阪府の清水佳子様で、代表して平野壽彦様が献納の辞を奉読し、冬御法衣一式を奉呈された。これに対して、浜島副総務より山納証が授与された。

宗祖冬御更衣式 2023年10月31日
 午後6時より棲神閣祖師堂に於いて、持田総務導師のもと、浜島副総務、豊田布教部長、山本輪番事務長・法務部次長が副導師として列座し、小澤庶務部長、長谷川財務部長が捧持者を務め、在院生、僧道実修生が出仕して、宗祖冬御更衣式が執り行われた。
 読経が始まると堂内の照明は消され、御更衣が進められた。

身延山大荒行先師報恩読誦会 2023年11月2日
 午後2時より身延山旧荒行堂に於いて、身延山荒行有縁各聖、並びに有志修法師各聖が参集して、身延山大荒行先師報恩読誦会が執り行われた。
 身延山荒行堂は、昭和24年より49年まで西谷信行道場内三昧堂にて開設されていた。

お別当さんと一緒に歩いて奥之院を参拝しよう 2023年11月3日
 奥之院思親閣では、第54代佐藤順行別当と一緒に歩いて、思親閣を参拝するという催しが行われた。
 本年は久遠寺本堂裏から奥之院思親閣へと続く表参道を登った。一行は午前8時に久遠寺三門を出発し、十如坊、丈六堂、三光堂等を参拝し、正午過ぎに思親閣に到着した。その後、思親閣祖師堂に於いて、お開帳を受けた。

身延山学園物故者追善法要 2023年11月6日
 午後2時より仏殿納牌堂に於いて、持田総務導師のもと、浜島副総務、青山法務部長、身延山学園の関係各聖が副導師として列座し、山務員、在院生が出仕して、身延山学園物故者追善法要が執り行われた。

身延山ロープウェイ60周年記念安全祈願式 2023年11月10日
 午前10時半より身延山頂、展望食堂「身延庵」に於いて、持田総務導師のもと、長谷川財務部長、佐藤奥之院思親閣別当が副導師として列座し、久遠寺山務員、思親閣山務員が出仕して、身延山ロープウェイ60周年記念安全祈願式が行われた。
 法要終了後には、祝宴が催され、身延山からは持田総務が挨拶を述べた。

身延山布教隊大阪行脚 2023年11月9日~10日
 11月9日から10日の2日間、豊田布教部長を隊長に、布教部員、僧道実修生、僧道実修生修了者による布教隊を結成して、大阪行脚が行われた。初日は能勢妙見山を参拝し、2日目は日蓮宗大阪府豊能宗務所主催の第54回護法大会に参加した。

教箋