2025年7月16日に盂蘭盆施餓鬼会を、身延山久遠寺仏殿にて午後1時より行います。
盂蘭盆施餓鬼会とは
盂蘭盆とは梵語のウランバーナ(Ullambana)を音訳したもので、「逆さ吊り」という意味です。供養を受けられず、逆さ吊りの責苦に遭っている先亡の霊を救うための法会が盂蘭盆会です。
お釈迦さまの弟子で神通力第一といわれた目連がその神通力で母親の姿を見たところ、亡くなって餓鬼道に堕ちていることがわかり、目連は母親を救うため、お釈迦さまに教えられたとおり、僧たちをもてなし、その功徳によって母親を餓鬼道から救いだすことができたという『盂蘭盆経』の故事に由来しています。
施餓鬼会は、六道のひとつ餓鬼道に堕ちて苦しんでいる無縁仏を供養する法会です。
お釈迦さまの弟子の一人、多聞第一の阿難は餓鬼に死を予言されましたが、お釈迦さまに教えられた陀羅尼を唱えながら餓鬼に食を施したところ、福徳の寿命を増したという故事に由来します。
身延山では、この盂蘭盆会と施餓鬼会とを兼ねて行います。