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七面山別当より
別当 小松 祐嗣
感應道交(みのぶ誌2026年1月号より)
新年明けましておめでとうございます。早いもので別当就任3年目、最後の正月を迎えました。山務員時代より12回目、勤務が終わり自坊に戻れば正月参りもできません。御信者様方と共に迎える新年を胸に刻ませていただきました。
昨年11月19日、月の御縁日。身延山浜島典彦総務を導師に迎え、七面山有縁のお上人様に御出仕頂き、ご信者様約40名と共に、七面山本殿基礎修復・屋根改修報恩事業落慶法要を執り行わせていただきました。令和6年4月、まだまだコロナ禍の暗い影が開けきらぬ中に発願いたしました報恩事業でありましたが、全国各地、長年に亘り七面山にお心をお寄せくださる御寺院様、篤信の皆様、または初めて七面山にお登りになり、七面大明神様のご威光を感じてくださった皆様方、本当に数えきれないほど大勢の方々のご助力のもと、報恩事業が無事に円成を迎えましたこと、誌面をお借りして御礼申し上げます。そしてこの期間中、これまで経験した七面山勤務の中でも珍しいくらい、台風、大雪などの大禍なく過ごせましたのも、七面大明神様、諸天善神のご加護であったかと、落慶法要にて報恩の誠を捧げさせて頂きました。
七面山の本殿、一番奥の宮殿には「感應」の文字が掲げられています。感應道交という言葉から取られています。私は以前先輩から、感謝の心に神仏が応えてくださるのだと教わりましたが、今回ようやく自分なりに感應道交を感じることがございました。それは一人一人の全力の姿勢は連鎖し、大きな力を頂くということだと思うのです。
七面山はご存知のように歩いてしか登ることの出来ないお山。そのお山に懸命に登るご信者様。そして過去最少人数体制の七面山。皆のお山を守る気持ちが交わったからこそ、この事業が成し遂げられたのだと思うのです。頑張るとは、地面に足を踏ん張り、歯を食いしばり、一歩も退かない姿。その姿にこそ神仏は感應道交下さるのでしょう。