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身延山久遠寺本堂天井画『墨龍』太平洋を渡る
~ サンフランシスコDG717 開眼法要 ~

 日蓮宗総本山身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡身延町身延3567、住職:身延山第92世法主内野日総、以下「身延山久遠寺」)本堂天井画『墨龍』が、デジタルガレージグループの米国拠点であるDG717の天井に再現され、現地時間2019年11月6日午後、持田貫宣身延山総務大導師のもと開眼法要を執り行いました。

【経緯】
 2018年に東京・恵比寿のイベントホール「EBiS 303」で開催された、戦後の日本を代表する日本画家、加山又造画伯のアート展「Re 又造MATAZO KAYAMA」において、会場の天井に再現された『墨龍』を株式会社デジタルガレージ(東証一部 4819)の林郁社長(代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO)がご覧になり、DG717の天井に掲げたいと強く希望されたことに端を発します。
 林社長からの要請を受けた身延山久遠寺は、前例が無いことでもあるため慎重に検討を重ねた結果、林社長の熱意と若き才能を育み世界に送り出すという意義に感銘を受け、快諾することとしました。
 その後、両者による綿密な打ち合わせ、高精度撮影とCG処理、細部にこだわった施工などを経て、ついに『墨龍』は太平洋を渡り、サンフランシスコの中心街、717 Market StreetにあるDG717に再現され、開眼法要を迎えたのです。

【墨龍とは】
 龍は仏法を守護し法雨をそそいで衆生を導く善神として古来より崇められてきました。加山又造画伯による『墨龍』は、法華経の根本道場たる身延山久遠寺の本堂外陣天井に描かれています。11メートル四方、23,500枚の金箔に墨で描かれた『墨龍』には、それまでに画伯が得た全ての技、日本画の常識を覆す手法、さらにはほとばしる情熱が注ぎ込まれています。
 そしてDG717に再現された『墨龍』には、グローバルに認知を得ている未上場の巨大ITベンチャーを「ユニコーン(一角獣)」と称することに対し、鯉が激流の滝を登って龍となる姿になぞらえ、このDG717を「登竜門」として、アジア発のITベンチャーが次々に現れてほしいという期待が込められているのです。

【開眼法要詳細】
 日本から大導師(持田貫宣身延山総務)、声明師(小澤惠修庶務部長)、修法導師(松本学堯共栄部次長)、修法師・侍者(各1名)の5名に加え、現地北米の国際布教師3名の協力を得て厳粛かつ荘厳に執り行いました。
 オープニングでは林社長が経緯の説明と加山又造画伯のご遺族への感謝、さらには『墨龍』に込めた思いを述べられました。そして開式を宣言すると会場は暗転しデジタルガレージの足跡、久遠寺、墨龍をドラマチックに紹介するイントロダクションムービーが上映され、そのエンディングと同時に会場には昇堂太鼓が鳴り響き、4人の修法師が御宝前へと進み開眼修法を執り行いました。

 修法師退堂後、大導師が入堂。
 読経中には散華が撒かれました。

 大導師が慶讃文を奉読。
 前後に奉唱された墨龍伽陀(開眼伽陀・慶讃伽陀)は、この開眼法要のために創られたものです。

 大導師退堂後、大衆法楽を行い開眼法要は無事に円成しました。

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