月刊教報 みのぶ誌 2023年3月号

祖山時報

身延建設業協会安全祈願 2023年1月11日
 午前11時より棲神閣祖師堂に於いて、小澤庶務部長導師のもと、院内修法師が出仕して、身延建設業協会安全祈願が執り行われた。修法師により、木剣加持が修され、身延建設業協会関係各社の事業繁栄と社運隆昌、社員一同の安全が祈願された。

南部警察署管内交通安全祈願 2023年1月12日
 午前10時より、境内に停められた警察車両に対して法楽加持を修した後、棲神閣祖師堂に於いて、小澤庶務部長導師のもと、院内修法師が出仕して、南部警察署管内交通安全祈願が執り行われた。
 これは地元の南部警察署及び交通安全関係諸団体が、管内の交通安全を期して行っている行事である。
 導師を務めた小澤部長は「今年は癸卯の年です。癸は新たな芽吹きを意味します。そして卯年、飛躍の年ですが、卯は骨が細く、怪我をしやすいそうです。飛躍の年に怪我をすることなく、足元を確かめながら、その一歩を踏み出すことが大切です」と挨拶された。

宗務内局新春初参り 2023年1月12日
 宗務院より、田中恵紳宗務総長並びに宗務内局一行が来山した。
 午後2時より田中宗務総長一行は、小澤庶務部長、秋山別当の先導のもと祖廟を参拝した。法味言上の後、宗務役員一同の益々の職務遂行と精進を誓った。
 続いて本院に移動して、諸堂を参拝後、旧書院に於いて、内野日総法主猊下並びに身延山内局と面会した。
 身延山を代表して持田総務は「今年は日蓮聖人が身延の地にお入りになって750年。宗務内局の皆さんのお力を借り、宗門の発展、久遠寺の隆昌の為、共に歩んで参りたい」と挨拶された。
 また、屠蘇の儀は、新型コロナウイルス感染防止の為、中止となった。

御年頭会 2023年1月13日
 午前10時より本堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、望月一老職、浜島副総務、身延山支院各聖が副導師として列座して、御年頭会が執り行われた。
 新型コロナウイルス感染防止の為、棲神閣祖師堂に於いて行われる法要は、本堂に式場を変更し、祝賀宴は中止となった。
 御年頭会とは、日蓮聖人が身延に御入山された翌年の元旦に、六老僧、波木井実長公をはじめとする弟子・信徒らが御草庵を訪れ、新年の挨拶を申し上げたことに由来する。また、この時に波木井公は、先祖の回向を日蓮聖人に願われた。日蓮聖人は馬に乗られて波木井公の館へ向かわれ、法要を営まれたと伝えられている。
 田中恵紳宗務総長をはじめ、六老門跡貫首、南部家、熊王家、身延山参与、祖山常置会議員、宗務内局等の宗門要路、さらには身延山本願人をはじめ、全国の信徒が多数参列して、日蓮聖人の御高徳を偲ぶとともに、御年賀を申し上げ、本年の慶福を祈念した。
 法要では、まず御宝前に於いて、熊王章夫氏によって、供膳の儀が執り行われた。次に、御宝前脇に奉安された御頭講本願連名本尊の前で、豊田布教部長が御年頭会の縁起を奉読した。
 式衆退堂後、御頭講の儀に移り、身延山合唱団による日蓮宗宗歌「立ち渡る」の奉唱が行われ、法主猊下の御挨拶の後、田中宗務総長、六老門跡を代表して玉沢妙法華寺小池日恩貫首、堀内光一郎身延山参与・信徒総代から祝辞を頂き、身延山を代表して持田総務の御挨拶で閉式となった。
 法要終了後には、日蓮聖人が馬に乗られて波木井公の館に向かわれたことに倣って、曳馬式が執り行われた。院内修法師の加持祈祷を受けた2頭の駿馬が境内を闊歩すると、その姿を一目見ようと多くの参拝者が集まった。

三与建設作業安全祈願 2023年1月18日
 午後3時より棲神閣祖師堂に於いて、小澤庶務部長導師のもと、院内修法師が出仕して、三与建設作業安全祈願が執り行われた。
 院内修法師により、木剣加持が修され、三与建設の事業繁栄と社運隆昌、社員一同の安全が祈願された。

住職担任認証式 2023年1月27日
 午後2時より棲神閣祖師堂に於いて、日蓮宗管長大本山池上本門寺菅野日彰貫首大導師のもと、浜島副総務、小澤庶務部長、長谷川財務部長、宗務院より畑総務部長が列座して、住職担任認証式が執り行われた。
 法味言上の後、菅野管長より新住職担任一人一人に認証書が親授された。その後、新住職担任の代表者より、署名簿の奉奠と宣誓が述べられ、行学二道の精神で、檀信徒の教化育成に努力することを誓った。続いて、菅野管長より記念品が贈呈され、訓諭を賜り閉式となった。
 式終了後、新住職担任は御真骨堂を拝して、菅野管長を囲み記念撮影を行った。

節分会 2023年2月3日
 午後1時より本堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、望月一老職、浜島副総務、長谷川財務部長、身延山支院各聖が副導師として列座し、山梨県・静岡県の修法師、身延山支院各聖が式衆として出仕して、節分会法要が執り行われた。
 読経後には、松本共栄部次長が修法導師を務め、修法師らとともに御宝前法楽加持を修した。続いて、内野法主猊下が除災得幸などの祈願を言上され「昨年までを振り返り、良い部分は残し、改善すべき部分は直すよう心がけ、新たな気持ちで一年を魔事魔障なくお過ごし頂きたい」と挨拶された。
 法要終了後、浅香山親方をはじめとする特別招待者、年男年女の参加者、内野法主猊下、法要出仕各聖が、参拝者へ豆撒きを行った。
 また、午前8時半より午前11時まで御真骨堂に於いて、特別加持祈祷が執り行われた。

教箋