月刊教報 みのぶ誌 2022年4月号

祖山時報

身延文庫のカビ払い清掃 2022年1月31日~2月2日
 1月31日より2月2日までの3日間に亘り、株式会社半田九清堂を中心に身延文庫東西宝蔵庫と宝蔵庫収蔵品のカビ払い清掃が行われた。
 今般行われた清掃作業は、身延文庫一括での指定文化財化を目指す中で、昨年の11月に文化庁の調査官が来山した際、たまたま宝蔵庫と宝物数点の表面に少なからずカビの発生が見られたことから緊急的に行われたものである。
 カビは一度発生するとその完全な根絶は難しく、発生している部分はもちろん、同じ空間内であれば発生していないところも含めて全体的にクリーニングする必要がある。宝物館の学芸員だけでこれを全て行うのは困難であったため、文化庁や中尾堯文先生(身延山久遠寺文化財調査研究委員会委員長・立正大学名誉教授)の指導助言を受け、国宝などの修理保存を担う装潢師連盟の中から中山法華経寺聖教殿の管理などで本宗とも縁深い、この筋の専門業者である半田九清堂に依頼を行った。
 実際の作業は、東蔵の宝物を一旦全て宝物館ロビーに搬出し、空になった東蔵へ西蔵の宝物を移し、それぞれの宝蔵が空になったタイミングで宝蔵庫を全体的に清掃、また宝物も一点一点カビを払うという大掛かりなものであった。そのため、布教部や職方を中心とした山務職員をはじめ、在院生や僧道実修生も連日入れ替わりで作業をサポートした。カビの胞子は人体に有害であることから、全員が防護服を着込み、完全防護の物々しい雰囲気での作業であった。
 宝蔵庫へのカビの発生は凡そ初めてのことで、その原因については現在も調査中である。

釈尊涅槃会 2022年2月15日
 午後1時より本堂に於いて、青山法務部長導師のもと、長谷川財務部長、松本共栄部次長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、釈尊涅槃会が執り行われた。
 釈尊涅槃会は、降誕会・成道会と合わせて、三仏会と呼ばれ、毎年法会が執り行われている。
 本堂の御宝前脇には釈尊涅槃図が奉安され、寿量品三巻、祖訓「祈祷抄」を拝読し、唱題後の導師回向では、釈尊へ報恩の誠が捧げられ、加えて世界平和立正安国の実現への祈りが奉ぜられた。
 法要後には、身延山布教師町田英昭師の法話が行われた。

宗祖御降誕会 2022年2月16日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、浜島副総務、豊田布教部長、青山法務部長、小澤庶務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、宗祖御降誕会が執り行われた。宗祖の801回目の御降誕の吉日を祝い、参拝者とともに報恩感謝を捧げる御題目が唱えられた。
 法要後には、長谷川寛清財務部長による法話が行われた。

身延山ロープウェイ新型ゴンドラ運行一周年 2022年2月23日
 身延山ロープウェイは、2月23日に新型ゴンドラ運行一周年を迎えた。身延町ゆかりのマスコットキャラクターが集合して、利用者をお出迎えした。

身延山高等学校卒業式 2022年3月2日
 午前10時より身延山学園5階大講堂に於いて、学園理事長持田総務、身延山執事、学園関係者が臨席して、第74回身延山高等学校卒業式が執り行われた。
 まず、持田総務導師のもと法味が言上され、仏前奉告をした。
 続いて、小林校長より卒業生一人一人に卒業証書が手渡された後、法主賞など各賞が授与された。そして、小林校長より式辞が述べられ「皆さんは行学の二道に励み、生かされていることに感謝することを身につけてきた。何事にも恐れず、力の限り人生を生き抜いて下さい」との言葉が贈られた。
 学園理事長の持田総務は「仏教を教育の根幹とする身延山高校で3年を過ごした皆さんは、恩を知り、恩に報いることを忘れることなく、自分を信じて前に進んでほしい」と祝辞を述べた。
 式終了後には、記念撮影が行われた。

山梨県第一部管内先師報恩法要 2022年3月9日
 午前10時より仏殿納牌堂に於いて、内藤英覚山梨県第一部声明師会会長導師のもと、10名の当会会員・準会員が式衆として出仕して、山梨県第一部管内先師報恩法要が執り行われた。

教箋