月刊教報 みのぶ誌 2021年9月号

祖山時報

盂蘭盆施餓鬼会 2021年7月16日
 午後1時より仏殿納牌堂に於いて、浜島副総務導師のもと、豊田布教部長、小澤庶務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が式衆として出仕し、盂蘭盆施餓鬼会が執り行われた。
 雅楽の心地よい音色が響き始めると、灑水師と散華師の両名が堂内の四周を移動し、灑水散華により厳浄した。
 式衆が入堂し、導師を務めた浜島副総務は御宝前への焼香を施した後、堂内に起てられた卒塔婆に向け、丁寧に灑水供養をされた。
 法要が進み自我偈の訓読が読誦され始めると式衆が行道し、施餓鬼壇を三匝しながら、立幡・灑水・焼香の供養をした。
 また法要中に、内野日総法主猊下が来臨され、恭しく御宝前で焼香を施されると、深々と合掌礼拝し、一切の諸精霊に対し祈りを捧げた。

布教部主催 七面山登詣 2021年7月17日~18日
 7月17日から18日にかけて、布教部主催の七面山登詣が開催された。
 この七面山登詣は、布教部員、僧道実修生ら引率のもと毎年行われており、表参道(南街道)を往復する登詣ルートで、御題目を唱えながら七面山敬慎院までの50丁の道のりを登る修行である。
 午前10時より登り始め、神力坊(2丁)、肝心坊(13丁)、中適坊(23丁)、晴雲坊(36丁)にて法味を言上し、道中の安全を祈念した。
 その後、参加者全員が無事に七面山敬慎院に到着し御開帳を受け、夕勤に参列した。翌朝も天候に恵まれ、見事な御来光を拝することができ、七面山奥之院へ参拝し、2日間の全行程を無事に終了した。
 この度は29名の参加者で、8名が初の七面山登詣だった。

新内局辞令交付式 2021年7月31日
 午前9時15分より新書院に於いて、内野日総法主猊下御臨場のもと、身延山内局の任期満了に伴う新内局の辞令交付式が執り行われた。
 再任された持田貫宣総務(千葉県本山藻原寺貫首)のもと、新内局が編成され、共栄部長(副総務)に浜島典彦師(東京都修性院住職)、布教部長に豊田慈證師(愛知県法華寺住職)、法務部長に青山𣳾謙師(静岡県蓮心寺住職)、庶務部長に小澤惠修師(山梨県本郷寺住職)、財務部長に長谷川寛清師(山梨県大善坊住職)、共栄部次長に松本学尭師(山梨県蓮華寺住職)、法務部次長・祖廟輪番本部事務長に山本是温師(山梨県善行寺住職)がそれぞれ任命された。
 式では、内野日総法主猊下より再任の持田総務並びに各執事に任命証が手渡された。
 内野日総法主猊下は「この度、持田貫宣総務に於かれましては、2期目となる総務という重責をお受けいただき、誠にありがとうございます。引き続き祖山の柱として、護持発展の為に手腕を発揮していただきたいと存じます。
 また、執事の皆様には、祖山発展のために担当部署をまとめていただき、円滑な祖山運営に努めていただきたいと存じます。
 本年9月には、日蓮聖人降誕800年慶讃法要、オペラ公演、来年には全日本仏教徒会議山梨大会、そして、再来年には開闢750年慶讃事業等、祖山の一大行事が続いていきます。
 この諸行事の無事円成を持田総務筆頭に、新内局の皆様には一致団結のもと、取り組んでいただき、日々の法務に於かれましても、共生共栄の精神に則り、愛される祖山を目指して取り組んでいきましょう」と訓諭を述べられた。

報恩閣バリアフリーエレベーター新設工事竣工式 2021年8月2日
 午前10時より浜島共栄部長導師のもと、長谷川財務部長、松本共栄部次長が副導師として列座し、院内修法師6名が出仕して、報恩閣バリアフリーエレベーター新設工事竣工式が執り行われた。
 式中の読経後、松本共栄部次長が修法導師を務め、院内修法師6名による修法が行われた。

 その後、身延山久遠寺を代表し持田総務が挨拶をされ「この建設事業にあたりましては、全国のご寺院はじめ、檀信徒や身延山本願人会など多くの皆様からのご寄付で今日の建築ができ、その方々の祖山讃仰の思いがここに結集したものと思います。日蓮大聖人もさぞかしお喜びのことと思います。このエレベーターが完成したことで、これからどれだけ参詣者が増えるのかと楽しみです」と語った。
 施工会社である株式会社竹中工務店常務執行役員の八木下知己様は「社会は新型コロナウイルスの渦中にあります。この施設が身延山久遠寺のご関係の皆様方、多くの皆様方に勇気と希望を与えてくれることを心よりご祈念申し上げます」とお祝いと御礼を述べられた後、両名によるテープカットが行われた。
 最後に、ご臨場された内野日総法主猊下がエレベーターの乗り初めをされ、2回目のテープカットが行われ門出を祝った。

奥之院思親閣 経箱奉納 2021年8月5日
 午前11時より奥之院思親閣祖師堂に於いて、奥之院思親閣佐藤順行別当導師のもと、施主の塚本敦様と三枝子様が夫婦揃って参列され、経箱の奉納式が執り行われた。
 お二人は、長年に亘り身延山や七面山に参拝されている熱心な法華経・御題目の信仰をお持ちの篤信者である。
 10年ほど前に佐藤別当と奥之院思親閣でご縁をいただき、他宗の菩提寺から改宗され、現在は志摩坊の檀家である。令和2年3月24日の奥之院思親閣別当交代辞令交付式に際しては、ご母堂の菩提を弔うため、奥之院思親閣境内にある常設ののぼり旗を奉納されている。
 この度は、新たにご尊父のご供養のために奉納を申し出たところ、佐藤別当より長年使用された傷みの激しい導師用の経箱の新調を依頼され、奉納に至ったという。経箱には両親の追善供養のために法号が記されている。
 佐藤別当は「仏さまそのもののお姿でもある法華経のお経巻をお納めする経箱が傷んでおり、当初より心苦しかった。この度、塚本ご夫妻にご両親のご供養のために経箱を新調していただけた事は、思親閣の仏さまのお住まいが新築されたと言っても過言ではない。この功徳は塚本夫妻のご両親、ご先祖様への尊いご供養になり、きっと喜んでくださっている」と語った。

教箋