月刊教報 みのぶ誌 2021年4月号

祖山時報

釈尊涅槃会 2021年2月15日
 午後1時より本堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、豊田布教部長、青山法務部長、長谷川財務部長、松本共栄部次長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して釈尊涅槃会が執り行われた。
 本堂の御宝前脇には釈尊涅槃図が奉安され、寿量品三巻、祖訓「祈祷抄」を拝読し、唱題後の導師回向では、釈尊への報恩の誠が捧げられ、加えて世界平和立正安国の実現への祈りが奉ぜられた。
 法要後には、諏訪是隆布教部主任による法話が行われた。

護持慶讃会 本堂脇座用磬台・磬一式奉納 2021年2月16日
 午前10時より大奥水鳴楼に於いて、護持慶讃会の仁部前叶会長が代表して来山され、本堂脇座用磬台・磬一式を御奉納された。
 仁部会長は内野日総法主猊下に御目通りされ、その場で法主猊下による初打ちがなされた。
 護持慶讃会とは、全国の日蓮宗寺院の若手有志による団体である。御朱印の御布施を慶讃事業の一端として使用したいとの意向から、身延山への仏具奉納に至ったという。
 当日は、日蓮聖人降誕800年の御正当で、棲神閣祖師堂に於いて営まれた宗祖御降誕会でお披露目され、浄く美しい音色が堂内に響き渡った。

宗祖御降誕会 2021年2月16日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、豊田布教部長、青山法務部長、小澤庶務部長、長谷川財務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、宗祖御降誕会が執り行われた。
 日蓮聖人の生誕800年の御正当を祝い、多くの参拝者とともに報恩の誠を捧げる御題目が唱えられた。
 法要では寿量品一巻が読誦され、堂内には式衆・参列者が同心となり、経文の一文一文に想いが込められた梵音声が響き渡った。感激のあまり、目に涙を溜め込んで一心に読経する姿が見られた。
 法要後には、川名義博身延山布教師による法話が行われた。
 また当日は、報恩閣2階、報恩の間に於いて、午前9時半より「日蓮聖人降誕800年報恩写経会」が開催され、参加者は一心に書写行に励んだ。

身延登山鉄道株式会社 身延山ロープウェイ新型ゴンドラ竣工式 2021年2月22日
 午後2時半よりロープウェイ久遠寺駅に於いて、浜島副総務導師のもと、小澤庶務部長が副導師、松本共栄部次長が修法導師を務め、院内修法師4名が出仕して、身延山ロープウェイ新型ゴンドラ竣工式が執り行われた。
 式では、読経後に1号車の知恩号へ修法がなされた。
 その後の祈願文では、導師の浜島副総務より、運行安全や利用者の信力増進などが奉読された。
 テープカットは、浜島副総務と堀内光一郎身延山久遠寺参与・富士急行(株)・身延登山鉄道(株)代表取締役社長の両名により行われ、新型ゴンドラの新たな出発を大いに祝った。
 その後、1号車の乗車初めで、浜島副総務など、多くの関係者を乗せて奥之院駅へ運行した。
 次に、2号車の報恩号へ修法がなされ、安全が祈願された。
 この事業は、日蓮聖人降誕800年の慶讃記念事業として発願されたもので、2基の新型ゴンドラは、内野日総法主猊下より1号車は「知恩号」、2号車は「報恩号」と命名された。
 また、知恩号の内天井は、久遠寺本堂の天井画である墨龍画、報恩号の内天井は、七面山敬慎院寶珠殿幣殿の格天井画が採用されており、身延の町並み、富士山から駿河湾までの絶景の大パノラマと共に堪能できる仕様となっている。

在院生報恩法要 2021年3月1日
 午後1時より仏殿納牌堂に於いて、前総務寮長の辻雅宗君導師のもと、在院生全員が出仕して在院生報恩法要が執り行われた。
 この法要は、日蓮聖人の御魂が宿る身延山久遠寺に於いて、日頃から御給仕をしている在院生によるものである。この春に卒業を迎える8名の在院生とそれを見送る後輩たち合わせて36名が、互いの心を一つにし、日蓮聖人をはじめ、歴代の先師先哲、在院生活を支えてくださった方々へ報恩の誠を捧げた。

 在院生一同は、見事に法要を執り行い、更なる精進を続けていくことを誓った。
 導師を務めた辻君は、自身が在院1年目の時から報恩法要が始まったことを振り返り、「今年は6回目の法要。日蓮聖人の御魂が宿る身延山久遠寺でこのような法要ができたという経験は必ず今後の僧道生活の糧になることを確信している。この法要を機に、一層勇猛精進していく」と挨拶をした。
 法要に参列された浜島副総務は、「心が清々しくなる法要に参列させていただき大変感謝している。益々鍛錬をして、皆さんに感動していただく法要ができるように、所作のみならず心も磨いて励んでほしい」とエールを送った。

身延山高等学校卒業式 2021年3月2日
 午前10時より身延山学園5階大講堂に於いて、学園専務理事浜島副総務、身延山執事、学園関係者が臨席し、第73回身延山高等学校卒業式が執り行われた。
 まず、浜島副総務導師のもと法味が言上され、仏前奉告をした。
 続いて、小林校長より卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡され、法主賞などの各賞が授与された。そして、小林校長より式辞が述べられ、「この世に生まれてきた意味に気付き全てに立ち向かっていけば、お釈迦様がいつも皆様を導いてくださるでしょう。これからも、力の限り自分の人生を生き抜いてください。必ず幸せな人生になる」との言葉が贈られた。
 その後、学園理事長の持田総務の祝辞を浜島専務理事が代読した。

身延山在院生退院式 2021年3月2日
 午後1時より大客殿に於いて、内野日総法主猊下御臨場のもと、浜島副総務をはじめ各執事、寮監、副寮監、身延山学園関係者、師僧父兄が臨席し、本院寮を旅立つ在院生の退院式が執り行われた。まず退院生の点呼が行われた後、内野法主猊下より辞令の伝達と「祖山伝燈師」の階章が退院生を代表し、井田法誠君に授与された。
 そして、内野法主猊下より「祖山で行学の二道に励んだ日本一の学生僧の皆さん、30数名の学生が同じ釜のメシを食べ、一つ屋根の下で寝食を共にし、楽しいことも辛いことも仲間同士で助け合い、先輩に教えてもらい、後輩を指導するということを通じて、かけがえのない絆がここに出来上がった。身延山久遠寺の在院生として得た経験を糧に宗門のため、日本仏教のために御精進していただきたい」との、訓辞を賜った。
 続いて、内野法主猊下から退院生へ記念品が贈呈され、野々山泰成君が代表し受け取った。

 総寮長の荒清寛尭君は「我々後輩は、先輩方の姿を目標に、在院生としての灯火を絶やさぬよう精進していく。宗祖のお膝元で行学の二道に励まれた日々は必ず糧となり、礎となって皆様方のこれからの大きな支えとなることでしょう」と送辞を述べた。
 退院生を代表し、辻雅宗君が、「新入生時代は故郷に想いを馳せては涙を流し、何度も挫けそうになった。そんな時に救いの手を差し伸べてくれたのは、同期をはじめ、身延山で出会った多くの方々。身延山は私たちにとって故郷となり、自慢のできる本院寮になった」と感謝を述べた。

山梨県第1部管内先師報恩法要 2021年3月9日
 午前10時より仏殿納牌堂に於いて、内藤英覚山梨県第1部声明師会会長導師のもと、10名の当会会員・準会員が式衆として出仕し、山梨県第1部管内先師法要が執り行われた。

教箋