月刊教報 みのぶ誌 2021年3月号

祖山時報

御年頭会 2021年1月13日
 午前10時より、本堂に於いて内野日総法主猊下大導師のもと、望月一老職、浜島副総務、身延山支院各聖、在院生が列座して御年頭会が執り行われた。
 例年、御年頭会では古式に則った曳馬式、祝賀宴が行われていたが、本年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。また、本来、棲神閣祖師堂に於いて営まれる法要は、三密を避けるため本堂に式場を変更した。
 同7日、政府は1都3県に緊急事態宣言を発令し、さらに11都府県に拡大したことを受け、当初の予定よりさらに縮小しての開催となった。
 宗務院や宗務所など宗門要路を代表し、中川法政宗務総長や望月海俊山梨県第一部宗務所長を含めた5名、熊王家、身延山本願人会をはじめとした門内随喜の各位が参列し、日蓮聖人の御高徳を偲ぶとともに、御年賀を申し上げ、本年1か年の慶福を祈念した。
 尚、法要の様子は、インターネットにてライブ配信された。
 御年頭会とは、日蓮聖人が身延に御入山されて初めて迎えた正月にはじまる。六老僧や開基檀越の波木井実長公が一族とともに西谷の御草庵に参集し、大聖人に御年賀を申し上げ、大聖人を導師として国祷会が厳修された故事による。またこの日は、波木井公の先祖の祥月命日にあたり、波木井公が新年の祝祷と兼ねて大聖人に先祖供養を願われたところ承諾され、大聖人は波木井公が献上した駿馬に乗られ、参集の僧侶とともに波木井公の館へ向かい、供養の仏事を営んだと伝えられている。
 法要では、まず御宝前に於いて、内野日総法主猊下によって供膳・献酒の儀が執り行われた。次に、御宝前脇に奉安された御頭講本願連名本尊の前で、豊田布教部長が御年頭会の縁起を奉読した。
 内野日総法主猊下のご挨拶の後、小澤庶務部長から本来ご参列予定だった各聖各位の名前が奉告され、名簿の奉奠がなされた。その後、中川法政宗務総長から祝辞をいただき、身延山を代表し持田総務の挨拶を浜島副総務が代読した。

樋澤坊第48世 望月海淑師 遷化 2021年1月20日
 西谷支院樋澤坊第48世、望月海淑師(法号:修如院日意上人)は91歳の世寿をもって遷化され、同25日に密葬が妙石坊奥野本洋上人導師のもと支院各聖遺弟遺族が出仕・参列し、同坊に於いて営まれた。
 海淑師は昭和5年山梨県生まれ。身延山大学名誉教授。身延山久遠寺庶務部長、日蓮宗宗会議員などを歴任した。身延山大学では、梵・漢対照の法華経の研鑽と教育に努め、多くの論文・著作を執筆した。文学博士、日蓮宗綜合財団賞(学術研究部門)受賞の経歴をもち、日蓮宗の布教伝道に尽くされた。
 本葬は、3月17日に久遠寺仏殿に於いて行われる。

住職担任認証式 2021年1月21日
 午後2時より棲神閣祖師堂に於いて、菅野日彰日蓮宗管長池上本門寺貫首導師のもと、浜島副総務、豊田布教部長、青山法務部長、宗務院より髙津総務部長が副導師として列座し、住職担任認証式が執り行われた。
 法味言上後、菅野管長より新住職担任一人ひとりに認証書が親授された。その後、新住職担任の代表者より、署名簿の奉奠と宣誓が述べられた。
 式終了後、新住職担任は御真骨堂を拝し、記念撮影を行った。

山梨県議会議長御目通り 2021年1月27日
 大奥水鳴楼に於いて、第130代山梨県議会議長の桜本広樹氏が内野日総法主猊下に御目通りされた。

奥之院思親閣へ水墨画奉納 2021年1月28日
 午後2時より奥之院思親閣別当所(東谷支院志摩坊)に於いて、國際書画連盟の理事・審査会員である望月勅雄さんの描いた水墨画が奉納された。
 望月さんは御年91歳で、昔から三門をはじめ、身延山を描いてきた。そんな中、奥之院思親閣を描いたことがないと気付き、作品を描くことにしたという。奉納のきっかけは、ギャラリーの主任を務めているご息女から「せっかくだから奥之院思親閣へ持ってけし」と提案を受け、奉納に至った。望月さんには佐藤奥之院思親閣別当が染筆された大曼荼羅御本尊が授与された。

棲神閣祖師堂正面引き戸取り換え 2021年1月29日
 棲神閣祖師堂正面入口の引き戸が新装された。なお、旧引き戸は文化財保護の為に保存されている。右:旧 左:新

身延山ロープウェイ2代目ゴンドラ撥遣式 2021年1月31日
 午後4時より身延山ロープウェイ乗り場に於いて、佐藤奥之院思親閣別当導師のもと、奥之院思親閣修法師が出仕して、ゴンドラの撥遣式が執り行われた。
 このゴンドラは2代目で、1981年2月より40年間に亘り、多くの参拝者を乗せ運行してきた。身延山で春夏秋冬を休むことなく活躍し、この日の下り最終便である午後3時40分、佐藤奥之院思親閣別当をはじめ、奥之院思親閣の山務員や参拝者を乗せ、身延山山頂よりラストランをした。
 尚、2月23日には、3代目の新型パノラマビューゴンドラが導入された。

節分会 2021年2月2日
 午後1時より本堂に於いて内野日総法主猊下大導師のもと、望月一老職、浜島副総務、豊田布教部長、長谷川財務部長、支院各聖が副導師として列座し、山梨県・静岡県の修法師66名、支院各聖が式衆として出仕し、節分会法要が執り行われた。
 式中の読経後には、松本共栄部次長が修法導師を務め、修法師らとともに御宝前法楽加持を修した。続いて、内野日総法主猊下が除災得幸・除厄得幸をはじめ、新型コロナウイルス病魔退散・疫病退散などの祈願を言上された。法主猊下の挨拶では「御題目とともにコロナウイルスを乗り越えていきましょう」と激励された。法主猊下が退堂された後、修法師らによる大衆法楽加持が修され、豊田布教部長により祈願が読み上げられた。
 また、午前8時半より午前11時まで御真骨堂に於いて、特別加持祈祷が執り行われた。
 なお、新型コロナ禍により芸能人は招待せず、浅香山親方のみを特別招待した。
 例年、法要後に境内で行われる除災得幸の豆撒きも中止とした。

教箋