月刊教報 みのぶ誌 2020年4月号

祖山時報

釈尊涅槃会 2020年2月15日
 午後1時より本堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、小澤庶務部長、村松布教部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して釈尊涅槃会が執り行われた。
 本堂の御宝前脇には釈尊涅槃図が奉安され、寿量品三巻、祖訓「祈祷抄」を拝読し、唱題後の導師回向では、釈尊への報恩の誠が捧げられ、加えて世界平和立正安国の実現への祈りが奉ぜられた。

 法要後には、身延山布教師梶山善生師による法話が行われ、その後、聴聞者を釈尊涅槃図の近くまで案内し、解説した。

宗祖御降誕会 2020年2月16日
 午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、村松布教部長、青山法務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して宗祖御降誕会が執り行われた。宗祖の799回目の御降誕の吉日を祝い、参拝者とともに報恩感謝を捧げる御題目が唱えられた。
 法要後には、身延山布教師奥野本洋師による法話が行われた。
 また当日は報恩閣2階、報恩の間に於いて、午前9時半より「日蓮大聖人御降誕800年報恩写経会」が開かれ、参加者は午後4時まで書写行に励んだ。

大荒行成満報恩水行読誦会 2020年2月20日
 千葉県市川市大本山中山法華経寺に開設されていた、令和初めてとなる日蓮宗大荒行堂を成満した加行僧の有志20名が、荒行成満奉告のために来山した。
 加行僧各聖は、早朝、身延山の行脚隊に先導され、仲町駐車場を出発して御廟所まで行列し、祖廟にて法味を言上し荒行成満を奉告した。その後、信行道場奥にある瑞門をくぐり到着した旧荒行堂では、水行場にて身を清め、報恩読誦会が執り行われた。
 法要終了後には、信行道場講堂に於いて、参集した信徒らに対し、大衆法楽加持が修された。

身延山参与・祖山常置会 2020年2月27日
 午後1時より新書院に於いて、身延山参与・祖山常置会が開催された。

在院生報恩法要 2020年3月1日
 午後1時より仏殿納牌堂に於いて、前総寮長の山口真経君導師のもと、在院生全員が出仕して在院生報恩法要が執り行われた。

 この法要は、日蓮聖人の御魂が宿る身延山久遠寺にて、日頃から御給仕をしている在院生によるものである。この春に卒業を迎える6名の在院生とそれを見送る後輩たち合わせて36名が、互いの心を一つにし、日蓮聖人をはじめ、歴代の先師先哲、在院生活を支えて下さった方々へ報恩の誠を捧げた。
 在院生一同は、見事に法要を執り行い、更なる精進を続けていくことを誓った。

 導師を務めた山口君は、自身が在院2年目の時から報恩法要が始まったことを振り返り、「今年で5回目の法要となったが、伝燈を継承でき感激した。また、多くの参列者にご臨席を賜り、常に見守られ、支えられていることを実感した。日々の修行の成果を発揮できたことを嬉しく思う。皆様の心の中に、私たちの報恩の想い、異体同心の姿をお見せすることができたならば、幸いに思う」と挨拶した。
 法要に参列された持田総務は、「法要中の姿勢と合掌の姿が素晴らしかった。今後は読誦するお経や祖訓を暗記するともっといい」と在院生一同に温かい訓示と講評を述べられた。
 法要後には、棲神閣祖師堂前に於いて記念写真を撮影した。

身延山高等学校卒業式 2020年3月2日
 午前10時より身延山学園5階大講堂に於いて、学園理事長持田総務、身延山執事、学園関係者が臨席し、第72回身延山高等学校卒業式が執り行われた。

 まず、持田総務導師のもと法味が言上され、仏前奉告をした。
 続いて、小林校長より卒業生一人ひとりに卒業証書が手渡された後、理事長賞などの各賞が授与された。その後、小林校長より式辞が述べられ、「如何なる人生にも決して絶望はない。逆境こそ師なり」との言葉が贈られた。学園理事長の持田総務は、「共に生き共に栄えるという尊い言葉を心に留め、たくさんの人々と良い関係を築く中で大いに成長し、実り多き人生を歩まれることを心から願っている」と祝辞を述べた。
 式の終了後には、記念撮影が行われた。

身延山在院生退院式 2020年3月2日
 午後1時より大客殿に於いて、内野日総法主猊下御臨場のもと、持田総務、各執事、寮監、副寮監、身延山学園関係者、師僧父兄が臨席し、本院寮を退院する在院生の退院式が執り行われた。

 まず退院生の点呼が行われ、名前を呼ばれた退院生はその場に起立し、法主猊下並びに各執事へ一礼した。
 続いて、内野法主猊下より、辞令の伝達と「祖山伝燈師」の階章が、退院生を代表し關龍英君に授与された。
 内野法主猊下より「身延山の在院生とは、宗祖の御魂が棲むこの身延山久遠寺で、宗祖のお言葉である行学二道に励む日本一の学僧生だと思っている。これから皆さんは、それぞれの道を青年宗教家として歩むと思うが、身延山久遠寺の在院生として得た絆と経験したことを糧にして、より一層自分を磨き、多くの人々を導いて、宗門のため、祖山のために御精進していただきたい」との訓辞を賜った。
 続いて、内野法主猊下から「長期間にわたり行学二道に精進していただきました。お祝いとして差し上げます」とのお言葉とともに、退院生へ記念品が贈呈され、代表して、水谷寛應君が受け取った。
 そして、総寮長の荒清将良君より、「身延山を離れる6名の皆様、まさに愛別離苦の心境です。我々後輩は、先輩方の姿を目標に、在院生としての灯火を絶やさぬよう精進して参ります。宗祖のお膝元で行学の二道に励まれた日々は、必ず糧となり、礎となって皆様方のこれからの大きな支えとなることでしょう」と送辞が述べられた。
 最後に退院生を代表し、山口真経君より、「法主猊下より賜りました御訓辞、総寮長からいただいた送辞、多くの祝福に包まれて旅立つ幸せを私どもは終生忘れることはありません」と感謝を述べた。

日蓮聖人降誕800年慶讃回向柱建立 2020年3月6日
 令和3年2月16日に日蓮聖人の降誕800年を迎えるに期し、境内本堂前に日蓮聖人降誕800年回向柱が建立された。
 この度、回向柱に使用された木材は、身延山中で伐採されたモミの木(全長8.8メートル、重さ1.5トン)で、紅白の善の綱により本堂御宝前に奉安されている日蓮聖人像の右手と結ばれた。境内を訪れた多くの参拝者は、回向柱の善の綱を握り、日蓮聖人と結縁をした。
 染筆は、本光寺住職石川浩徳師によるもので、筆勢が躍動した。
 回向柱建立後には、松本共栄部次長による木剣加持が修された。

教箋