月刊教報 みのぶ誌 2020年3月号

祖山時報

宗務内局新春初参り 2020年1月12日
 宗務院より、中川法政宗務総長並びに宗務内局一行が来山した。
 午後12時半より、中川総長一行は本院の小玄関を上がり、着替えを済ませた後、御廟所へ足を運んだ。日蓮聖人へ法味を言上し、宗務役職一行の益々の職務遂行と精進を誓った。その後、身延山歴代墓所、御草庵跡、海外開教に挺身した日蓮宗海外開教先師顕彰碑や納骨塔の御前に於いて、常不軽菩薩品の一節である24字(我深敬汝等~當得作佛)を唱え、敬いの心で合掌礼拝した。
 中川総長一行は本院に移動し、諸堂参拝をし、大奥水鳴楼に於いて、内野日総法主猊下並びに浜島副総務以下身延山内局と面会した。
 内野法主猊下、中川総長、浜島副総務がそれぞれ新年の挨拶をされた後、同席の両内局一行は宗門並びに身延山久遠寺の繁栄と発展を祈り屠蘇の儀を行い、小澤庶務部長発声のもと乾杯し、新年を祝った。

御年頭会 2020年1月13日
 午前10時より、棲神閣祖師堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、持田総務、望月一老職、山内支院各聖、在院生が列座して御年頭会が執り行われた。
 中川法政宗務総長をはじめ、六老門跡貫首、各本山貫首や代表、南部家、熊王家、身延山参与、祖山常置会議員、宗務内局等の宗門要路、さらには身延山本願人会等、全国から大勢の僧侶・檀信徒が参列し、日蓮聖人の御高徳を偲ぶとともに、御年賀を申し上げ、本年一か年の慶福を祈念した。
 御年頭会とは、日蓮聖人が身延に御入山されて初めて迎えた正月元旦に、六老僧並びに開基檀越の波木井実長公が一族とともに西谷の御草庵に参集し、日蓮聖人に御年賀を申し上げ、大聖人を導師として国祷会が厳修された故事による。またこの日は、波木井公の先祖の祥月命日にあたり、波木井公が新年の祝祷と兼ねて大聖人に先祖供養を願われたところ承諾され、大聖人は波木井公が献上した駿馬に乗られ、参集の僧侶とともに波木井公の館へ向い、供養の仏事を行ったと伝えられている。
 法要では、まず宗祖の御宝前に於いて、持田総務、望月一老職、智寂坊住職池上支院委員長によって献酒の儀が執り行われた。次に、御宝前脇に奉安された御頭講本願連名本尊の前で、村松布教部長が御年頭会の縁起を奉読した。
 さらには、令和初めてとなる御年頭会法要で、「延年の舞」が献納され、東京谷中の橘雅友会の舞楽「陵王」に合わせて、陵王面を付けた下宮弘聖師が躍動感ある一人舞を奉納した。

 法要終了後には、大聖人が馬に乗って波木井公の館へ赴かれたことに倣い、棲神閣祖師堂前に於いて曳馬式が執り行われた。院内修法師の加持祈祷を受けた2頭の駿馬が境内を闊歩すると、その閑雅な姿を一目見ようと多くの参拝者が集まった。

 曳馬式終了後には、身延山大学5階講堂に於いて、祝賀宴が開かれた。まず、宗歌を身延山合唱団の皆様と斉唱し、式が始まった。次に、中川総長と六老門跡を代表し、白蓮阿闍梨日興上人御門跡北山本門寺根源貫首の旭日重師から祝詞を賜り、その後、御盃の儀へと移った。檀上の内野法主猊下や中川総長、六老門跡貫首や代表の御盃に法水が注がれ、祖山や各寺院の寺門繁栄と、内野法主猊下はじめ各聖各位の法体健全や身体健全、宗祖御降誕800年慶讃の無事円成とともに、宗門の更なる発展を祈りながら、盃を干した。その後、長谷川財務部長より名簿奉呈、熊王章夫氏による御膳献上がなされた。鏡開きは、中川総長、持田総務、南部光徹師により行われ、ヨイショと大きな掛け声とともに、3回目で景気よくお開きになった。その後、祖山常置会議員を代表し、市川潮浄師の発声で乾杯し、祝宴が始まった。最後に、望月海俊山梨県一部宗務所長の発声により、万歳三唱が行われ祝賀宴を終了した。

身延建設業協会安全祈願 2020年1月14日
 午前11時より棲神閣祖師堂に於いて、長谷川財務部長導師のもと院内修法師が出仕して、身延建設業協会安全祈願が執り行われた。
 院内修法師により、参列者全員に木剣加持が修され、身延建設業協会関係各社の、事業繁栄と社運隆昌、社員と作業員一同の安全が祈願された。

第7回身延町新春小倉百人一首競技かるた大会 2020年1月19日
 午前9時より法喜堂に於いて、身延町文化協会競技かるた部主催の第7回身延町新春小倉百人一首競技かるた大会が開催された。
 約20名の老若男女が参加し、上級者の部と初心者の部に分かれて争い、手に汗握る試合を繰り広げていた。

台風19号被害者追悼唱題行 2020年1月20日
 奥之院思親閣では、昨秋の度重なる台風被害を受けて、殊に被害が甚大であった台風19号から百か日忌にあたる20日に、山梨県第一部布教師会ならびに寺庭婦人法華和讃会が協賛して、その犠牲となられた多くの方々を追悼する唱題行、被災地の早期復興を祈念する和讃奉納を、午前11時より祖師堂に於いて行った。
 当日は、布教師会、法華和讃会並びに奥之院信徒等42名が参加して行われた。奇しくも往時738年前、宗祖日蓮大聖人が弘安5年に御入滅の後、直弟子六老僧が身延山に於いて百か日忌を営んだ故事も回想され、参加者は不幸にも災害の犠牲となられた多くの方々の冥福を祈ると共に、被災地の早期復興を願い、一心に唱題読誦、法華和讃を奉納した。

住職担任認証式 2020年1月24日
 朝勤終了後、棲神閣祖師堂に於いて、日蓮宗管長大本山池上本門寺菅野日彰貫首大導師のもと、小澤庶務部長、長谷川財務部長、池上法務部次長兼祖廟輪番本部事務長、宗務院より髙津総務部長が列座し、住職担任認証式が執り行われた。
 法味言上後、菅野管長より新住職担任一人一人に認証書が親授された。その後、新住職担任の代表者より、署名簿奉奠と宣誓が述べられ、各寺院の発展を祈念し御盃の儀が行われた。菅野管長より訓諭を賜り、最後に髙津総務部長の挨拶で閉式となった。
 その後、新住職担任は御真骨堂を拝し、記念撮影を行った。

三与建設工事安全祈願 2020年1月25日
 午前9時半より棲神閣祖師堂に於いて、小澤庶務部長導師のもと院内修法師が出仕して三与建設工事安全祈願が執り行われた。
 院内修法師により、参列者全員に木剣加持が修され、三与建設の事業繁栄と社運隆昌、社員と作業員一同の安全が祈願された。

節分会 2020年2月3日
 午後1時より本堂に於いて、内野日総法主猊下大導師のもと、望月一老職、村松布教部長、松本共栄部次長、身延山支院各聖、山静教区修法師約80名が出仕し、節分会大法要が執り行われた。
 式中の読経後には、松本共栄部次長が修法導師を務め、修法師らとともに御宝前法楽加持を修した。続いて、内野法主猊下が祈願を言上され、その後、内野法主猊下、望月一老職、村松布教部長より厄除けの豆撒きが行われた。続いて、本堂外陣を埋め尽くすほどの参拝者に対し、修法師らによる大衆法楽加持が修された。

 法要終了後、境内に設置された特設の桟敷より、本年の特別招待者である、浅香山親方、魁聖関、旭秀鵬関、噺家の林家正雀師匠、オペラユニットのレジェンドの皆さん、また年男年女の参加者、内野法主猊下をはじめとする法要出仕各聖が、参拝者へ豆撒きを行った。今年は地元の身延小学校の1・2年生52名が参加し、撒かれた福豆を元気いっぱいに拾っていた。
 豆撒き後は、大客殿に於いて特別招待者、年男年女に対し、山静教区の修法師による加持祈祷が行われた。また当日の午前中は、御真骨堂に於いて院内修法師による節分特別加持祈祷が修された。
 仏殿前に於いては、午前11時より30分間、特別招待者の魁聖関、旭秀鵬関、オペラユニットのレジェンドの皆さんらがサイン会を行い、束の間のファンとの交流を楽しんでいた。

「聖地身延山の成り立ち」 2020年2月7日~
 本堂地階にある宝物館に於いて、2020年2月7日より同年9月1日まで久遠寺と西谷にある支院の宝物を中心に展示紹介する。

教箋