ohizamoto2502
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お膝元を歩く豆乳を加熱したときにできる薄い膜をすくい上げて作る「ゆば」は、その昔、肉食を禁じられていた僧侶の貴重なたんぱく源として食べられていた。「みのぶゆば」は、約七五〇年前、日蓮聖人の体を気遣った弟子達が、滋養のために作ったとも言われており、現在も身延町の特産品として多くの人に愛されている。今年で二十二年目を迎えるというゆばの里は、製造から直売までを手がけており、施設内の工場で作られた新鮮なゆばが店頭に並んでいる。毎週日曜日には、地元で採れたジャガイモ、豆乳、ゆば作りで出たおからを混ぜて作る「ゆば子ちゃんコロッケ」の販売もしている。また、入り口には、町内で収穫された野菜や果物が並んでおり、他にもお土産類や、手芸品等、充実した品揃えも魅力の一つだ。交通網の整備等による影響で、客足減少が懸念されているが、多くの方に足を運んでもらい、ゆばの魅力を知ってもらいたい。そして、「古くからの歴史をもつゆばを絶やさない」ということを目標とし、営業しているのだとか。みみののぶぶ ゆゆばばのの里里本文読み上げ   

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