meishoemaki2510
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ぶ沢にせさせ候べく候(『波木井殿御報』)」とのご遺言に従い廟墓は身延山に建立されることになり、遺骨は弟子信徒らによる葬列によって持ち帰られました。四十九日には日法上人によって日蓮聖人の御尊像が刻まれ、翌年弘安六年一月に行われた百箇日の際に、御草庵のそばに建立された石塔に遺骨が納められたといいます。その後、ひと月ごとに弟子達で廟墓を護持する制度が定められました。これが現在でも行われている「輪番奉仕」の興りです。現在の祖廟塔は昭和十七年に建立された新しいものですが、その中には今なお日蓮聖人の遺骨の一部が格護されています。祖廟塔(御廟所)山梨県南巨摩郡身延町身延3628 

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