行うことだから礼拝してはならない」ということを約束に、釈尊が霊鷲山で法華経を講説する景色を映して見せることにします。夜に能化や学友を集めると狐は釈尊に化け、序品、方便品……と順に再現していき、見宝塔品に差し掛かって荘厳な宝塔が涌出した時、あまりに見事な光景に大衆がつい礼拝してしまい、その瞬間、辺りは闇へと一変し、以降その狐が「西谷檀林」へ姿を見せることは無かったと言います。その後、狐の部屋にあった書籍は、全て柿の葉に変わっていたそうです。信行道場〒409-2524山梨県南巨摩郡身延町身延3622(修行道場のため、中への立ち入りはご遠慮ください)
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