様に開墾の伝説を持つ場所があり、そこに六老僧によって杉の苗木が植えられ、今では巨木となっているものを「六老杉」と呼びます。身延山久遠寺の本堂付近から鷹取山を望んだとき、斜面中腹に一本だけ突出して見える杉が「六老杉」です。昭和初期には四本の杉の古木が見られたそうですが、現存するのはそのうちの二本が合着したものです。平成三十年の時点で、樹高は五一・三メートル、目通り幹囲は九・九九メートルにもなっており、山梨県内に自生する杉の中でも五番目に大きいことや、その歴史的価値から、県の天然記念物に指定されています。 六老杉南巨摩郡身延町鷹取山山中(現地までは道が整備されておらず大変危険な為、参拝はご遠慮ください。)
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