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育恩の峰より
奥之院思親閣別当 町田 英昭
2年目の春 心新たに(みのぶ誌2018年4月号より)

 昨年4月、奥之院思親閣第53代別当を拝命してより、早1年が過ぎました。身延山久遠寺では枝垂れ桜が満開を迎え、参拝者の心を和ませております。誌友の皆様方には、愈々ご健祥のことお慶び申し上げます。
 さて日蓮聖人のお言葉に「一切の事は時による事に候ふか(上野殿御返事)」と御座います。
 春には桜の花、中秋の名月と言われるように、秋には月が時節に叶っています。桜の花は、春だからこそ見応えが有るように、人の言動にも好適な時期が有り「何事も時節が大切で有る」と、ご教示なされております。
 私事で大変に恐縮ですが、私は昭和39年生まれですので、昨年53歳になりました。丁度、53歳の年に、53代別当を拝命いたしました。
 また日蓮大聖人が、奥之院の山頂に、初めてお立ちになられたのも53歳の時です。偶然が偶然を呼び、全てが53と言う数字に飾られました。不肖には、まさに53が「一切の事は時による事に候ふか」の仏縁であり、いよいよ2年目の春を迎えました。
 現在の日本は、お寺離れや信仰離れが深刻化しています。奥之院では、お寺をより身近に感じて頂き、参拝しやすい環境を目指すと共に、信仰増進に向けた種々の催しを企画しております。

 ●回向バルーン「真夏の青空に風船を飛ばそう」
    平成30年8月11日(土)

 ●奥之院登詣参拝「お別当さんと一緒に登山参拝」
    平成30年11月3日(土)

 私たちには「今しか出来ぬ事、今だからこそ意味を成す事」が有ります。奥之院思親閣は、そんな時間を提供すると共に、皆様方の心の拠り所と為るべく、本年も精進して参りたいと存じます。