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◆表紙絵解説
信行道場

 信行道場は、日蓮宗門下の僧侶を養成する目的をもって、昭和12年5月に起工され、同14年の夏に完成しました。以来、宗門僧侶となるためには必ずこの修行をしなければならない35日間の修行が、年間三期、行われ続けております。昭和47年、改修工事が行われ、南北の二寮と食堂などが改築されて、現在の形に至っております。この地はもと西谷檀林と呼ばれる僧侶の学校跡であり、その跡地に僧侶養成施設が設置されたのは、大変意義深いものがありましょう。

絵:藤田由也画伯



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月刊教報みのぶ誌ご紹介

2012年5月号

目次

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今月の教箋

教箋 幸福を 与えることは
         人生を喜びあるものにする

「唯 願わくは 世尊よ 当に為めに之れを説きたもうべし
若し善男子・善女人あらば 如来の滅後において 如何にしてか能くこの法華経を得るやを」

妙法蓮華経普賢菩薩勧発品第二十八

 普賢菩薩が多くの眷属を引き連れて、お釈迦様が法華経を説かれている場所にやってきました。それは、法華経を聴聞するためということと、さらにお釈迦様に直接伺いたいことがあったからです。普賢菩薩が心配されていたことは、無仏の世、つまり法華経を説かれるお釈迦様がいなくなってしまった時に、どうしたら法華経という真実の教えを得ることができるのかということです。
 ここに普賢菩薩の広大なる慈悲心を感じとることができます。普賢菩薩は、決して自分の為だけにお釈迦様にお尋ねしたのではありません。自分が代表してお釈迦様にお尋ねすることで、仏様がいない時代においても真実の教えを体得する術を私達に伝えてくださっているのです。
 この普賢菩薩のように、私達に慈愛の心をもって接し、知らぬ間に進むべき道に導いてくれている方は、実は私達の周りにもいます。
 けれども、私達の心が曇っていると、なかなかそのような恩恵に気付くことがでませんし、気付かなければ感謝することもできません。
 自分の慈悲の心が開けた時、人から受けている温情にも気付くことが出来ます。また人から多くの温情を受けている人は、つまりは慈悲の心をもって行動している人なのです。慈悲の心が慈悲の心を喚起するのです。
 この法華経の経文から普賢菩薩の慈悲の心を感じとり、自らの慈悲の心を開き、思いやりをもって生活することが法華経の教えを体現する生き方となるのです。

祖山時報

身延山大学卒業式・学位授与式
 3月15日、午前10時より、身延山大学講堂に於いて、平成23年度第14回身延山大学卒業式・学位授与式が執り行われた。
 式では、学園理事長である井上総務導師のもと法味が言上され、続いて浜島典彦学長が式辞を述べられた。その後、卒業証書が31名の卒業生に授与され、各種表彰の後、井上学園理事長より祝辞が述べられた。そして来賓祝辞、祝電披露、記念品の贈呈等が行われ、卒業生代表神ゆみさんによって謝辞が述べられ、学園歌を斉唱して閉式となった。
第36期僧道実修生入場式
 3月15日、午後1時より棲神閣祖師堂に於いて、井上総務導師のもと、吉村布教部長が副導師として列座、高塚勇延一乗会会長ご臨席のもと、第35期僧道実修生が出仕し、新実修生の師僧・家族が参列して、第36期僧道実修生入場式が行われた。出身地を見れば、北は北海道から南は熊本県まで、年齢を見れば、下は21歳から上は38歳まで等、出自も年齢も様々に異なる中で集まった10名の入場者は、それぞれの思い描く理想の僧侶に少しでも近づけるよう、祖山にて修行をスタートさせた。
春季彼岸施餓鬼会
 3月20日、午後1時より、仏殿納牌堂に於いて、内野日総法主猊下導師のもと、奥野法務部長、柴田庶務部長が副導師として列座し、在院生、僧道実修生が出仕して、春季彼岸施餓鬼会が虔修された。
 法要では、大導師によって堂内に起てられた塔婆に麗水供養が施され、その後、自我偈の読誦に合わせて式衆が施餓鬼壇を三匝し、幡・水・香の供養がなされた。
 読経・唱題の後、導師より御回向が捧げられ、あわせて全国から申し込まれた各霊位が読み上げられた。参列した参拝者も、亡き先祖をはじめ、有縁の方々へ香を手向け回向を捧げられた。
身延山観桜会
 3月31日、4月1日の2日間、身延町観光協会主催による第23回目の観桜会が開催された。
 本年は、近年稀に見る全国的な開花遅れの現象が見られ、当日、身延山の枝垂桜も残念ながら開花には至っていなかった。特に31日は、開花はおろか、天気も生憎だったのであるが、それでも休日とあって多くの参拝者が来山し、桜こそ楽しめなかったものの、琴の演奏に彩られた法喜堂内でのお茶のお点前や、境内にて無料で振る舞われたつきたての豆餅を楽しんでいる様子であった。
 翌1日は同様に桜こそ咲いてないものの、うって変わった晴天であり、昨日より倍増した参拝者は、境内にて様々に催されていた各種催し物を、目や口や手で楽しみながら、優雅な琴の演奏の流れる中、咲き誇った桜の姿を思い浮かべつつ、ゆっくりとお山の春を感じている様子であった。
第35期僧道実修生修了式
 4月1日、午前10時より、棲神閣祖師堂に於いて、井上総務導師のもと、吉村布教部長が副導師として列座し、奥野法務部長、小山財務部長、横山百万人講・本願人会本部事務局長、実修生の師僧や家族等が参列して、第35期僧道実修生の修了式が執り行われた。
 法味言上の後、井上総務より修了証が授与され、記念品の袈裟・数珠・身延山史年表が贈られた。続いて井上総務より祝辞が述べられ、これを受けて実修生代表が謝辞を言上して修了式を終了した。
 式終了後は報恩閣2階報恩之間に於いて懇親会が催され、会食の後、実修成果の一つであるお点前が披露された。
身延山学園入学式
 4月3日、身延山大学講堂に於いて、午前10時より身延山大学入学式が、午後1時より身延山高等学校入学式が、学園理事長井上総務、身延山各執事が出席して執り行われた。
 両式とも開式後、井上総務導師のもとに法味言上・仏前奉告式が行われ、その後、大学学長・学校長の式辞が述べられ、続いて大学・高校の新入生代表が誓詞を述べた。さらに、理事長である井上総務の挨拶、来賓祝辞と続き、学園歌を斉唱して両式は閉式した。
 また、当日は午後3時半より、旧書院に於いて、内野法主猊下ご来場のもと、井上総務、各執事が参列し、師僧父兄が見守る中、新在院生13名(大学生8名・高校生5名)の本院入寮式が行われた。
釈尊御降誕会
 4月6日から8日までの3日間、本堂に於いて、午前10時より読誦会が行われ、午後1時よりは内野日総法主猊下大導師のもと、井上総務、山内支院各聖が出仕して、釈尊御降誕会が虔修された。
 最終日の8日には、御宝前に設けられた花見堂の誕生仏に、内野法主猊下、井上総務、榊原一老職により甘茶が濯がれ、濯仏偈が唱えられた。また、連日の法要とも稚児の十種供養が行われたが、8日には十種供養に加え、祭文が奉読された。
五重塔開扉之儀
 4月8日、午前10時より午後3時までの間、横山百万人講・本願人会本部事務局長導師のもと五重塔開扉之儀が執り行われた。
 五重塔は、晴天時の釈尊御降誕と釈尊成道の吉辰に限り開扉され、法要とお風入れが行われている。
 今回は天候に恵まれ、例年より2週間は遅れた桜の開花が丁度満開を迎えたこともあり、多くの参拝者が五重塔に向かい手を合わせていた。
上ノ山丈六堂釈尊御降誕会
 4月8日午前11時より、上ノ山丈六堂の釈尊堂に於いて、柴田庶務部長導師のもと、僧道実修生が出仕して、上ノ山丈六堂釈尊御降誕会が執り行われた。
 釈尊堂には、徳川家康公側室お万の方が寄進丹精された、丈六の立像釈尊と千体仏が奉安されている。観桜期の本院境内の喧噪と打って変わって杉林に囲まれた静かな上ノ山では、厳かに法味が言上された。

誌面より

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連載「みのぶのお祖師さま」(三十二)

 PDF(約884KB)

 布教部長 吉村明悦/絵:藤田由也画伯


童話

 PDF(約661KB)

 文:サードゥー石原/絵:北畠聖龍

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